協和発酵バイオの技術革新

協和発酵バイオの技術革新

発酵法によるアミノ酸製造発明

当社が世界で初めて発酵法によるL-グルタミン酸の工業生産に成功したのは1956年です。この製造のメカニズムをさらに探求し展開することにより、リジン・オルニチン・アルギニン・スレオニン・バリン・ヒスチジンなど多くのアミノ酸を、L-グルタミン酸と同様の発酵法で製造することに成功しました。これにより工業用途のみならず、食品、医療輸液、医薬品原薬、その他ファインケミカル原料の分野で、さまざまな素材を供給するに至りました。

飲料用

飲料用

化粧品用

化粧品用

食品用

食品用

健康食品用

健康食品用

医薬品用

医薬品用

培地用

培地用

一層の技術革新と海外戦略

当社のコア技術である発酵法により、L-グルタミン酸などのアミノ酸の製造だけでなく、植物成長調整剤である「ジベレリン」、ビタミンK2-4、シチコリン、アデノシン三リン酸二ナトリウムといった核酸関連物質の製造法を確立し、事業を展開してきました。また、1969年に販売拠点であるKYOWA HAKKO U.S.Aを設立したのを皮切りに、1982年には製造拠点であるBIOKYOWAを設立。海外での事業展開も積極的におこなっています。

バイオテクノロジーのさらなる追求

アミノ酸・核酸関連物質の開発で培ってきた高い技術力を活かし、オリゴ糖やジペプチドなどの製造法の開発や市場開拓にも積極的に取り組んでいます。ジペプチドの一種であるアラニルグルタミンについては、発酵法による工業的製造法の確立によって、従来の製造法(化学合成法)から大幅なコストダウンを実現しました。また、発酵技術と合成技術の組み合わせにより、医薬品原薬・中間体の新製造法を開発しています。

協和発酵の沿革

    協和発酵工業

  • 1949年

    協和発酵工業(株)設立。

  • 1956年

    世界で初めて発酵法によるL-グルタミン酸の工業的製造に成功。

  • 1958年

    発酵法によるL-リジンの製造法を確立。
    植物成長調整剤『ジベレリン協和』を発売し、種なしブドウの生産に貢献する。

  • 1985年

    発酵法によるビタミンK2-4の製造法を確立。

  • 1993年

    核酸関連物質シチコリンの発酵法による製造開始。

  • 1997年

    ヒドロキシプロリンの新製造法を確立し製造開始。

  • 2000年

    発酵法による糖鎖の量産技術を開発。

  • 2004年

    健康食品シリーズ『オルニチン』などを発売。

  • 2005年

    アラニルグルタミンの発酵法による製造開始。

  • 2007年

    協和発酵グループとキリングループの戦略的提携について発表。
    協和ファーマケミカル(株)を子会社化。

  • 協和発酵バイオ

  • 2008年

    アラニルグルタミンの発酵法による製造開始。

  • 2014年

    ジペプチド発酵技術の開発と工業化に対し「農芸化学技術賞」を受賞。
    シアル酸の発酵法による製造開始。

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