シトルリンのはたらきと効果-03.冷え性の改善

冷え性の改善

冷えの原因は血行不良

「冷え」の原因は、血行不良といわれています。血管の機能の低下によって血行が滞り、「冷え」が引き起こされます。また、その原因は外気温度の低下だけでなく、運動不足やストレスなども考えられます。血管の機能を回復させるために、入浴やマッサージ、軽い運動や血行を促進する作用のある食品を食べることも有効です。

冬の生活課題No.1

男女1,000名に冬の生活課題に対するアンケート調査をおこないました。最も感じている冬の悩みは全体で「冷え」がトップという結果になりました。また、血流の悪化は3位の首・肩こりの原因にもなりえます。

試験概要

「現代人1,000名の冬の生活課題に関する意識調査」
≪対象≫ 20代〜60代の男女
≪調査方法≫ WEBアンケート調査
≪回答人数≫1000名
≪調査時期≫2008年12月12日(金)~12月14日(日)
≪調査対象≫東京/大阪在住の20代~60代の男性/女性(各年代200名:計/1,000名)職種(会社員、経営者、役員、公務員、自営業、自由業、パート・アルバイト、専業主婦、学生、その他)
≪調査方法≫WEB調査

現代人1,000名の冬の生活課題に関する意識調査

冷えを感じる部位は「足先」がトップ

冬の冷えに悩む人がどの部位に冷えを感じるか聞いたところ、20代の男女では「足先」が97.5%とトップでした。年代別に比較すると、若い世代は特に「足先」、「手先」などの末梢部分に冷えを感じていますが、世代が高まるにしたがい、「首」、「肩」、「腰」、「背中」など全身に広がっています。足先、手先の冷えは深刻化すると全体に広がるため、足先に冷えを感じる段階で、早期の対策が必要か望ましいとされます。

現代人1,000名の冬の生活課題に関する意識調査

シトルリンの血流改善効果

シトルリンは、体内でNO(一酸化窒素)の生成を高め、血管を拡張する作用があることが解明されてきています。NO(一酸化窒素)は血管の平滑筋を弛緩させる作用があり、それによって動脈を拡張させ血流量を増やすはたらきがあります。血管には栄養素などを身体のすみずみまで運ぶ役割がありますので、血管をしなやかに健康に保つことは非常に重要であるといえるでしょう。また、老廃物などを滞りなく運び出すことも同じく重要です。血液がよどみなく流れることで、冷えやむくみの改善、男性機能の改善など、さまざまな健康作用が期待されています。

試験結果

シトルリンの摂取により、血流の回復を促進することが確認されました。
一方、プラセボの摂取では確認されませんでした。

試験概要

≪対象≫ 冷え性の女性14名
≪試験食≫シトルリン 3.2g/日 またはプラセボ
≪摂取期間≫3日間
≪冷水負荷≫冷水で冷やすことにより血流を低下させた

L-シトルリン摂取に伴う手甲の血流回復

p< 0.05, Mean±SE
Morita M. et al., Jpn Pharmacol Ther. 43(7): 969-75, 2015
プラセボ:有効成分の入っていない試験食品のこと

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