グルコサミンには、炎症による痛みを鎮める効果があります。グルコサミンがどのようにして関節・軟骨に作用するのか、そのメカニズムについて日々研究が進められています。グルコサミンは、単純に軟骨成分の原料となるだけではなく、軟骨の代謝を調節して軟骨修復を促したり、痛みがある部位で起こっている炎症を鎮めるはたらきがあることなどが確認されています。
グルコサミンの摂取により試験開始前と比べて「疼痛・歩行能 (膝の痛み)」が80%、「日常生活動作(日常生活のしやすさ)」が50%程度改善していることが確認されました。
試験概要
4週間ごとに医師の問診により膝の痛みなどの症状を評価して、試験開始前と比べて症状がどのくらい改善しているのか確認しました。
≪対象≫ 変形性関節症と診断された50名(平均年齢69歳)
≪試験食≫グルコサミンとして1日1500mg、1000mgまたはプラセボ※
≪摂取期間≫それぞれを8週間ずつ摂取
MSMの併用で、関節の痛みがさらに軽減されました。
※プラセボ:有効成分の入っていない試験食品のこと。
梶本ら、日本臨床栄養学会雑誌 20(1):41-7.1998