オルニチンの安全性

オルニチンの安全性

試験による安全性の確認

オルニチンはもともと身体の中にある成分です。しじみやキノコなど多くの食品の成分として昔から食べられてきました。サプリメントとしても、日本やアメリカなどで広く販売されています。また、さまざまな安全性試験がおこなわれており、豊富な安全性データを蓄積しています。

[主な安全性試験]
反復投与試験
急性毒性試験
変異原性試験・染色体異常試験
過剰摂取試験
ヒト臨床試験

Morita M. et al., Jpn Pharmacol Ther., 41(8): 779-87, 2013

オルニチン摂取にあたってご留意いただきたいこと

オルニチンを含む食材は長い食歴を持ち、サプリメントや医薬品としても豊富な使用実績がありますが、過剰摂取は避け、体質に合わない、あるいは何かおかしいと感じられたら摂取をやめ、医師に相談してください。妊婦、授乳されている方、薬を服用あるいは通院されている方は、オルニチンをサプリメントとして摂取する場合は医師や薬剤師にご相談をお願いします。
また、先天的に食品成分や栄養成分を体内でうまく利用できない病気の方がいらっしゃいます。オルニチンの場合、血液中のオルニチン濃度が高まっている極めてまれな遺伝子疾患が知られています。これらの病気の患者さんは、オルニチンの体内濃度が高いため、サプリメントとしてのオルニチン摂取はお控えください。健康のためにはバランスの取れた食生活を基本とし、サプリメントは情報をよく知ったうえで有効に使いましょう。

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